格安SIMへの乗り換えに待ったをかける安いがためのデメリット。
通信費が格段におさえられるってんで超人気の格安SIM。
もうすでに乗り換え済みだって人も多いはず。
とにかく安いし、通信エリアは王手キャリアと同じ。
こりゃー乗り換えないと損ですぜ!との声が続出です。
僕も乗り換え推奨派です。なんだかんだで安いってのはものすごい魅力ですからね。
ただ、いつも口癖のようにいってるのが、
「やすいモノには理由がある。」
ということ。
もちろん格安SIMも例外じゃありません。
メリットばかりが目立つ格安SIMのデメリットについて記載していこうと思います。
- 通信速度が大幅にダウンすることがある。
- 基本的に契約手続きやスマホの初期設定を自分でやらなきゃいけない。
- キャリアが運営していたサービスなんかは使えなくなる。
- 加えて、キャリアメールももちろん使えません。
- 国民的コミュニケーションツールLINEのID検索ができなくなる。
- 端末選びは気をつけないとテザリングができない可能性がある。
- 格安SIMに乗り換えると一時的に電話が不通状態になる。
- 利用したいキャリア通信網に適応したスマホしか使えない。なのでSIMフリー携帯がおすすめ。
- まとめ
通信速度が大幅にダウンすることがある。
そもそも格安SIMは、大手のキャリアから通信網を借りて運用してます。
当然、キャリアと契約して高い通信料を払っているひとにその通信網を優先的に使う権利があります。僕らのような格安SIMユーザーはその余った通信網を使わせてもらっているのです。
なので、多くのひとがネットを使いだす時間帯は通信網の余裕がなくなってしまいます。具体的にはお昼休みにあたる時間帯や、アフターファイブの時間は通信読度が大幅にダウンします。その差は明らかです。Webサイトの画像の読み込みを遅いですし、動画はさすがに厳しいです。なので、常に、絶対高速通信じゃないとダメだって人には向かないかもしれません。
ちなみに僕が使ってるQTモバイルは月額料金を上乗せすればいつでも高速通信ができるってプランがあります。その金額を乗せてもキャリアより格安です。検討してみてもいいかもしれません。他に代替え策としては、フリースポットのWi-Fiをつかうことくらいですかね。
つながりやすさで定評があるのはUQ mobileです。安心のKDDIプラチナバンドなんで格安SIMを使いたいけど通信速度も落としたくないってひとにはおすすめです。でも、比較的早いほうというだけであって、通信速度が落ちないというわけではないようです。
基本的に契約手続きやスマホの初期設定を自分でやらなきゃいけない。
格安SIMの安さを支えているのは良くも悪くもサポートの薄さのおかげです。基本Web上で完結します。問い合わせも簡単なチャットくらいなものです。
ほとんどの場合、実店舗ないですし、1~10までやってくれるスタッフもいません。なので、契約から手続き、携帯のシステム設定まで自分で行う必要があります。
MNP番号を取得して、SIMカードを申し込んで、APN設定を行って、自分のスマホにシステムをインストールして、、、とまあいろいろあります。たぶんほとんどの人がココで迷ってるんじゃないですかね。
たしかに面倒です。それが絶対に嫌だってひとはあきらめてください。
ただ、はっきり言ってこれくらいのことは誰でもできます。僕ができたんで誰でもできます。面倒は面倒ですけど、月々の通信料が半額になると思ったらやってみる価値はあるんじゃないでしょうか。
キャリアが運営していたサービスなんかは使えなくなる。
当然ですが、格安SIMではキャリアのサービスが使えません。〇〇@docomo.co.jpなどのキャリアメールも使えませんし、これまで携帯の支払いに応じてもらっていたdポイントなんかのキャリア専用のポイントが執行となります。もしポイントがたまってるっていうひとは使い切ってから切り替えたほうがいいのかいもしれません。
それに有料のコンテンツや課金ゲームを使ってるひとで、決済を形態の使用料と一緒に清算するというやりかたをしていたひとは支払い方法を変えなければいけません。クレジットカードに切り替えておくなどの準備が必要です。
だからといって、docomoの有料コンテンツが使えないかというとそういうわけではありません。IDは生きてますんで支払い方法を変更するだけです。僕の例でいえば、AppleIDは〇〇i.softbank.jpのまま使用してます。
加えて、キャリアメールももちろん使えません。
これが地味に痛い。フリーメアドをたくさん持ってる人なんかは、それらのメアドと差別化するためにキャリアのアドレスを重要視してるひとけっこう多いんじゃないでしょうか。
格安SIMに乗り換えると「~@docomo.ne.jp」「~@ezweb.ne.jp」「~@i.softbank.jp」という大手キャリアおなじみのドメインアドレスが使えなくなります。フリーメールで対応してるってひともいるかと思いますけど、セキュリティ的にも不安ですし、重要なメールがメルマガなんかに埋もれちゃうことも。
超重要の絶対外したくない連絡用には「~@i.softbank.jp」をつかってましたから、最初はキャリアメールが使えないってことに格安SIMへの抵抗があったんです。
ま、調べていてすぐわかったことなんですけど、格安SIMでも独自アドレスを取得できるとこ意外とありました。僕のQTmobileもありますし、マイネオなんかもありました。他にもあると思いますので、契約の前にはその辺も確認にておくあとあと後悔しないかもです。
国民的コミュニケーションツールLINEのID検索ができなくなる。
もちろん格安SIMであってもLINEの機能は「ほぼ」使えます。
なぜ「ほぼ」なのかというと、格安SIMではLINEのともだちID検索ができなくなるからです。これは、ID検索を行うにはキャリアを一度経由して年齢認証を突破する必要があったからなんです。格安SIMではこの年齢認証をやってません。なのでLINEのID検索ができないわけです。ただLINEが提供してるLINEモバイルならそれもできるようです。
でも、僕のようなおっさんにはID検索なんで必要ありませんけどね。
ふるふるとQRコードは普通につかえますので、これだけあれば十分です。
逆にID検索ってどんなときに使うのか教えてもらいたいくらいです。
端末選びは気をつけないとテザリングができない可能性がある。
格安SIMのなかにはテザリングができなくなってしまう可能性もあります。
そのへんは契約時にちゃんと確認したほうがいいです。特にdocomoの携帯を使ってる人は注意がいるようですね。テザリングを起動すると、強制的にdocomoのSPモードに切り替えられてしまうらしく、その機能がテザリングを邪魔するようです。
au系のiPhoneも注意が必要です。今後どう変わるかはわからんのですが、現時点でau系の格安SIMでiPhoneのテザリングが使えるのは、UQ mobileとBIGLOBEモバイルだけとなってます。
テザリングは今や必需機能だと思うので、SIMフリースマホを使うなどして対策しておいた方が無難です。合わせて契約したい格安SIMのテザリングについての注意事項をちゃんと読むことをおすすめします。
格安SIMに乗り換えると一時的に電話が不通状態になる。
格安SIMへ切り替えると一時的に携帯が不通状態になります。これはMNPの手続きをするときに発生する事務的なもので、しかたのないことです。例えば、キャリアからMNP番号を取得し、格安SIMの転入手続きが完了した段階で電話が不通状態となります。その後、新しいSIMカードが届くまでは電話が電話をかけることも受けることもできません。最近は、LINEなんかのデータ通話が主流なんでそこまで気にする必要もないかと思いますが、一応注意が必要です。
とはいっても即日乗り換えができるサポート店を備えた格安SIMの会社を増えてます。もし電話できないことに不安を感じるのであればサポート店に行ったほうが間違いないですね。最近はSIMカードが届いてからwebで乗り換えの手続きを完了させるシステムをとってるケースもあるので、そういった格安SIMなら不通状態の時間も数時間程度です。僕が使ってるQTmobileは後者のタイプですが電話の不通時間は数時間程度でした。なので、問題はとくになかったです。ネットは即使えました。
利用したいキャリア通信網に適応したスマホしか使えない。なのでSIMフリー携帯がおすすめ。
格安SIMはキャリアの通信網を借りて運用されてるわけですが、その通信網を使うにはその通信網にあったスマホが必要になります。
それは、SIMロックという機能がはたらいているためです。例えば、docomoで買ったスマホはソフトバンクの通信網では使えません。これは常識ですが、中にはSIMロックを解除する機能を有するスマホもあります。するとどうなるかというと、docomo専用スマホであったものがSIMロックを解除することでSIMフリースマホとなり、ソフトバンクの通信網でも使用可能となるのです。
基本的には、SIM解除さえしてれば問題ないんですけど、自分のスマホの契約内容なんかを確認するべきですね。端末代金の支払いが完了していない場合なんかはSIMが使えないようにロックがかけられる場合もあります。これを赤SIM(の状態)といいます。これになったら最悪です。スマホはSIMが使えないただのWi-Fi専用機に成り下がります。なので、どうしても今持ってるスマホを使いたいという人じゃない限りSIMフリーのスマホを用意することをおすすめします。
まとめ
メリットばかりが目立つ格安SIMにも、ちょっと考えただけでこれだけのデメリットが存在しています。
「格安」というだけであって通信料を抑えられるのが大きな魅力ではありますが、安いものには理由があるのは当然のことなのです。
最近は大手キャリアも顧客の流出防止にものすごい力を入れてます。キャッシュバックとか月々サポートなんかは手厚いです。乗り換えを検討しているひとはキャリアも含めたところで、なにが自分にベストなのかどんな契約内容なら満足できるのか総合的に検討してみてください。